ハブラシについて
皆さんはどんなハブラシを使っていますか︖⾃分に合った硬さのものを選べていなかったり、何か⽉も交換してなかったりしていませんか︖
今回は意外と知らないハブラシのことについてご紹介いたします。
ハブラシの種類
ハブラシにはたくさんの種類があります。特に⼦供⽤のハブラシには、乳⻭列期⽤、混合⻭列期⽤、仕上げみがき⽤など様々で、それぞれの年齢に合わせたヘッドの⼤きさや⽑のやわらかさ、ハンドルの持ちやすいサイズがあります。
実はハブラシ選びは⻭みがきを上⼿にするための⼤切なポイントです。パッケージに「2〜4才⽤」や「幼児期⽤」など記載されていますので、ハブラシ選びのときにチェックしてみてくださいね。
また、ワイヤー矯正など細かい部分を磨きやすいように、⽑先が⼭形・U型・2列型になっているものや、⻭と⻭の間やデコボコした部分、親知らずなど通常のハブラシでは届きにくい部分を掃除するためのタフトブラシもあります。色々なハブラシを組み合わせて使うことで磨き残しを減らすことができます。
総入れ歯の方でも歯茎や粘膜をケアするためのとても柔らかいハブラシや、入れ歯を磨くためのハブラシもあります。
ハブラシの部位の名称
ハブラシはヘッド、ネック、ハンドルの部位に分かれてます。
ハブラシの⽑
市販されているハブラシは、「やわらかめ」「ふつう」「かため」の3種類が⼀般的です。
⻭ぐきが健康である⽅は「ふつう」、⻭周病などで⻭ぐきが弱っている⽅は「やわらかめ」など、お⼝の状態にあったものを選ぶことが⼤切です。
「かため」のハブラシは汚れを落とす⼒は強いですが、⻭や⻭ぐきにもダメージを与えてしまうことがありますので、注意が必要です。
ハブラシの交換時期
ハブラシは⽑先が広がるとブラッシング効果が下がるため、⽉に1度交換することをおすすめします。
⽑先の開いたハブラシと、新しい⽑先の開いていないハブラシとの汚れ落ち⽅の違いを⾒てみましょう。
⽑先が開いたハブラシは汚れを落とす⼒が6割程度まで減少してしまうことがわかっています。
汚れを落とす⼒が弱くなるだけでなく、⻭ぐきを傷つけてしまうこともあるようです。せっかく丁寧に⻭みがきをしても、汚れが落ちていなければもったいないですよね︕
ハブラシのお⼿⼊れ⽅法
使った後のハブラシには雑菌が繁殖しやすくなっています。⻭みがきの後はハブラシの汚れを⽔で落として、しっかり乾燥させましょう。
また、他のハブラシと⼀緒に保管すると、菌が移ることもありますので保管にも注意が必要です。
どんなハブラシを選んだらいいかわからない場合は、かかりつけの⻭医者さんで相談してみてはいかがでしょうか︖
ハブラシの正しい使い⽅もマスターして、お⼝の健康を守りましょう。
参考
公益財団法⼈ライオン⻭科衛⽣研究所 https://www.lion-dent-health.or.jp/labo/article/tool/01.htm
Club Sunstar https://www.club-sunstar.jp/article/lifestyle/brushing/831/