ながら食べはNG!健康な歯と体のために、食事に集中しよう
「ながら食べ」は、現代人にとって身近な習慣の一つです。テレビを見ながら、スマホを操作しながら、本を読みながら…食事中に何か他のことをしていると、ついつい「ながら食べ」をしてしまいます。しかし、この「ながら食べ」には、実は多くのデメリットが潜んでいることをご存知でしょうか?今回は、歯科の視点から「ながら食べ」のデメリットと、食事に集中することの大切さについてご紹介します。
なぜ「ながら食べ」は良くないの?
1. 噛む回数が減る
「ながら食べ」をすると、食事に集中できず、ついつい早食いになってしまいます。よく噛まずに飲み込んでしまうため、消化器官に負担がかかり栄養の吸収が悪くなります。また、噛む回数が減ることで唾液の分泌量が減少し、虫歯や歯周病のリスクが高まることも考えられます。
2. 満足感が得られず、食べ過ぎてしまう
食事中に他のことに気を取られていると、自分がどれだけの量を食べたのか、よくわからなくなってしまいます。そのため、満腹感が得られずに食べ過ぎに繋がることがあります。
3. 姿勢が悪くなり、しっかり噛めない
食事中に猫背になったり、足を組んだりするなど、姿勢が悪くなりがちです。悪い姿勢では、しっかり噛むことができません。特にお子様の場合は、顎や全身の発育や歯並びにも関わることがあります。
4. 味覚が鈍り、食事の楽しさが減る
食事に集中することで、食材本来の味や香りを楽しむことができます。しかし、「ながら食べ」では、これらの感覚が鈍り、食事の楽しさが半減してしまいます。
食事を楽しむために歯科医院からのアドバイス
食事は、生きる上で最も大切な行為の一つです。食事中はテレビやスマホをオフにする、家族や友人と会話しながら食事をする、時間にゆとりをもちゆっくりとよく噛んで食べるなど、これらのことを心がけることで、より健康的な食生活に繋がります。
まとめ
今回は、「ながら食べ」のデメリットと、食事に集中することの大切さについてご紹介しました。
「ながら食べ」は、一見便利なように思えますが、健康面から見ると多くのデメリットがあります。食事は、単に栄養を摂取するためのものではなく、心身をリフレッシュし、生活の質を高めるための大切な時間です。食事の時間には、食事に集中し、ゆっくりと味わって食べることを心がけましょう。