歯科医院でのレントゲン検査って必要なの?
歯科医院での治療中に、レントゲンを撮るように言われた経験はありませんか?「歯を診るだけなのに、なぜレントゲンが必要なの?」と疑問に思う方もいらっしゃるでしょう。
今回は、歯科医院におけるレントゲン検査の重要性と、その安全性についてご紹介します。
なぜ歯科医院でレントゲンを撮る必要があるの?
歯科用レントゲンは、歯や顎の骨の内部を映し出すための検査です。肉眼では確認できない、歯の根の状態や、歯周病の進行具合、顎の骨の状態などを詳しく調べるために使用されます。
歯科医院でレントゲンを撮る主な理由
虫歯の診断
歯の表面だけでなく、歯の中まで虫歯が進行しているかどうかを正確に判断できます。
歯周病の診断
歯周病は、歯を支えている骨を溶かしてしまう病気です。レントゲンで骨の吸収の程度を調べ、治療計画を立てることができます。
根管治療の診断
歯の根の治療(根管治療)を行う際には、根管の状態を詳しく確認するためにレントゲンが必要です。
歯の生え方の診断
子供の歯の生え変わりや、親知らずの生え方などを確認し、適切な処置を計画します。
インプラント治療の診断
インプラント治療を行う前に、顎の骨の状態を詳しく調べ、手術計画を立てる必要があります。
レントゲン検査は安全なの?
レントゲン検査では、X線という放射線を使用しますが、歯科用レントゲンで使用するX線の量は非常に少なく、安全性は高いと言われています。
歯科用レントゲンで受ける放射線量は、自然放射線に比べて非常に少ないため、健康への影響はほとんどありません。また、歯科医院では、鉛のエプロンを着用することで、患者様の被曝量を最小限に抑えています。
さらに近年では、デジタルレントゲンシステムの導入が進み、従来のフィルム式に比べて被曝量がさらに減少しています。
お顔周りのレントゲンですので、妊娠中の方も胎児への影響は相当低いですが、心配な場合は医師に相談しましょう。
(引用:国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構 https://www.qst.go.jp/site/qms/1455.html)
まとめ
今回は、歯科医院におけるレントゲン検査の重要性と、その安全性についてご紹介しました・
歯科用レントゲンは、歯の健康を守るために欠かせない検査です。レントゲンを撮ることで、早期にお口のトラブルを発見し、適切な治療を行うことができます。もし、レントゲン検査について不安なことがあれば、お気軽にご相談ください。