お子様のお口の成長に合わせたケアのポイント
お子様のお口は、0歳から12歳ごろにかけて、乳歯が生えたり、乳歯が抜けて永久歯に生え変わったりと大きく変化していきます。そこで、お子様のお口の成長に合わせたケアのポイントを押さえて、将来のお口の健康を守ってあげましょう。
0~2歳ごろ
乳歯が生えてくるまでは、湿らせたガーゼでお口を優しくふき取ってあげましょう。
乳歯が生え始めたら、少しずつ歯ブラシをお口に入れて慣れることから始めましょう。ただし、お子様が自分で歯ブラシを握っているときは、ケガに繋がることもありますので、目を離さないようにしてください。
歯ブラシをお口に入れることに慣れてきたら、徐々に歯磨きを始めていきましょう。嫌がるときは無理をせず、歯磨きが苦手にならないように楽しんで練習してください。
3~5歳ごろ
乳歯が生え揃い、いろいろなものが食べれるようになってきます。この時期に甘いものを知る機会も増え、虫歯が増え始めますので、食べたら磨く習慣を身に付けましょう。
自分で歯ブラシを持って歯を磨けるようになりますが、必ず大人の方が仕上げ磨きをしてあげましょう。
また、かかりつけの歯科医院で定期健診や歯のクリーニングをうけましょう。
お子さまが自分で磨くときのコツは、順番をしっかり決めて歯の1本1本を丁寧に磨くとことを心がけることです。
仕上げ磨きは、虫歯になりやすい歯と歯の隙間、奥歯のかみ合わせを重点的に。大人が持ちやすい仕上げ磨き用の歯ブラシもありますので、使ってみて下さいね。当院では、お子様の健診の際に仕上げ磨きのコツもお伝えしています。
6~12歳ごろ
乳歯から永久歯へと生え変わっていきます。奥歯や、歯並びがデコボコした部分、歯と歯の間は磨き残しが多い上に、生えたての歯は虫歯になりやすいので、念入りに磨きましょう。
歯ブラシの毛先の当て方を練習して、お子さま一人でしっかり磨けるようにしていきましょう。
徐々に仕上げ磨きから卒業しつつ、可能な限り大人の方がチェックをして、磨き方や磨けていないところを教えてあげると良いでしょう。
定期検診も継続し、フッ素を塗って、歯質を強くしましょう。ご自宅でもフッ素入りの歯磨き剤や洗口液を使うことをおすすめします。
お子さまのお口の健康を守るためには、お口のケアだけでなくバランスの良い食事や規則正しい生活など家族の協力が欠かせません。
また、歯医者に楽しく通って頂く為に、当院では、キッズスペースの完備、痛みに配慮した治療、お子様に無理をさせないなど、「歯医者=怖い」というイメージを持たさないような環境づくりをスタッフ一同心掛けています。お子さまだけでなく、保護者やご家族の方も一緒に定期健診に通える環境づくりをしておりますので、お気軽にお越しください。
当院の小児歯科ページにも虫歯予防のポイントなどをまとめておりますので、併せてご覧ください。
参考
Kao クリアクリーン
https://www.kao.co.jp/clearclean/oralcare/nyushi/02/