2025年3月20日

歯は自分で修復できる!?再石灰化を助ける食事とケア

虫歯予防と聞くと、「歯をきれいに磨くこと」が大切だと思われがちですが、それだけでは十分ではありません。実は、食事や間食の頻度や唾液の働きも、歯の健康を守るうえで大きな役割を果たしています。その鍵となるのが「再石灰化」という仕組みです。

今回は、歯の再石灰化とは何か、そしてその力を最大限に引き出すためのポイントについてご紹介します。

 

歯の再石灰化とは?

脱灰と再石灰化

私たちの歯は、毎日少しずつ溶けたり修復されたりを繰り返しています。特に、食事のたびに口の中が酸性に傾くことで歯の表面が溶ける「脱灰(だっかい)」が起こります。それとは逆に、唾液の働きによって歯を修復しようとする「再石灰化」という働きもあります。

このバランスが崩れると、虫歯が進行してしまいます。

虫歯になりにくくするためには、再石灰化を促し、歯を健康に保つことがポイントです。

 

再石灰化を助けるポイント

1. 食事のとり方に気をつける

間食の回数を減らす
食事のたびに口の中は酸性になりますが、時間が経つと唾液の働きで中性に戻ります。しかし、頻繁に間食をすると、口の中が常に酸性の状態になり、再石灰化が十分に行われなくなります。おやつの回数は1日1〜2回が理想です。また、いつまでもだらだら食べないように心がけましょう。

 

糖分は控えめに
糖分は虫歯菌のエサになり、酸を作り出します。特にアメやキャラメルのように長時間口の中に残るものは、できるだけ控えるといいでしょう。

甘い食べ物

 

再石灰化を助ける食品を摂る
カルシウムを多く含む牛乳やチーズ、リンを含むナッツ類は、歯を強くするのに役立ちます。また、緑黄色野菜に含まれるビタミンAは、歯のエナメル質を健康に保つのに必要です。

 

2. 唾液の力を活かす

よく噛んで食べる
唾液には、歯を修復するためのミネラルが含まれています。よく噛むことで唾液の分泌が増え、再石灰化を促進できます。

 

水分補給をする
唾液の分泌が少ないと、再石灰化が十分に行われません。特に、口が乾きやすい人は水をこまめに飲むことが大切です。唾液腺マッサージもおすすめです。

唾液腺マッサージ

 

3. フッ素を活用する

フッ素には、歯の再石灰化を促進し、酸に強い歯を作る働きがあります。日頃の口腔ケアにフッ素入りの歯磨きペーストや、洗口液を取り入れましょう。また、歯科医院でのフッ素塗布も効果的です。

フッ素

 

まとめ

今回は、歯の再石灰化とは何か、そしてその力を最大限に引き出すためのポイントについてご紹介しました。

歯を守るためには、歯磨きだけでなく、食事のとり方や唾液の働きを意識することが大切です。間食の回数を減らし、再石灰化を助ける食品を摂ることで、虫歯を予防しやすくなります。また、フッ素を活用することで、より強い歯を育てることができます。

毎日の小さな習慣が、将来の健康な歯につながります。今日から少しずつ意識してみませんか?

当院では、「予防こそが最良の治療」と考え、予防のプロフェッショナルである歯科衛生士が複数名在籍しており、患者様のお口の環境に応じた予防処置を提供しております。虫歯になりやすい気がするなど、お口のお悩みがございましたらお気軽にご相談下さい。

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