2021年7月20日

口の働き

お口には「食べる」「話す」「呼吸する」「表情をつくる」といった大きく4つの働きがあります。お口をケアしてこれらの働きをしっかり維持できると、健康的な生活を長く送ることができます。

今回はお口の働きについてご紹介します。

 

口の働き

働き1:食べる

食べると一言で言いますが、食べるためには、食べ物を取り入れる「摂取」、細かく噛んで食べ物を飲み込みやすくする「咀嚼」、飲み込む「嚥下」と言った動作や、味や温度を感じたり、様々な感覚をつかって食べています。

これらの働きが欠けると、よく噛めない、味を感じにくい、うまく飲み込むことができないなどのお口のトラブルに繋がり、食事を楽しむことができなくなってしまいます。

食べる

 

働き2:話す

唇や舌、歯などを使って言葉を話しています。歯が抜けてしまったり、唇や舌が動きづらいなどの不具合が出てくると、発音がしづらくなってしまいます。

虫歯や歯周病をしっかり治療したり、お口の体操をすることが予防につながります。

話す

 

働き3:呼吸する

主に鼻から呼吸をしていますが、鼻が詰まったりして息がしづらい時には無意識に口で呼吸しています。また、食べ物を飲み込むときにも、無意識に呼吸をコントロールしています。

呼吸する

 

働き4:表情をつくる

笑ったり、怒ったり、表情はコミュニケーションを取るために重要な役割を担っています。よく噛んだり、お口の周りの体操をすることで筋肉をしっかり動かし、豊かで若々しい表情を作り出すことができます。

表情をつくる

 

今回は代表的なお口の働きをご紹介しましたが、食いしばることで力を発揮したり、噛むことで脳への刺激を与えたり、唾液の働きで細菌から体を守ったりなど、お口の健康は、何気ない日常生活や全身の健康に大きくかかわっています。

お口を健康に保つためには、定期的な⻭科健診やクリーニングを受けたり、正しい歯磨きやバランスの取れた食事、規則正しい生活など、日常生活でできるちょっとした工夫をしてみましょう。

口腔機能の衰え「オーラルフレイル」も早期の老化のサインとされ、注目されています。

お口のお悩みがございましたら、些細な事でもお気軽にご相談下さい。

 

参考

一般財団法人日本口腔保健協会 https://jfohp.or.jp/okuchikenko_navi/senior/index.html

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