コラム

家族で楽しくお口のケアを

いよいよ夏休み！楽しい予定がいっぱいかもしれませんが、長期の休みは生活が不規則になってしまい、歯磨きがおろそかになる傾向があります。

日頃からお子様のお口のチェックをしていますか？子供のお口は乳歯から永久歯へと生え変わり、どんどん成長しています。どんなところをチェックすればいいのか、どんなケアをすればいいのかなど、お子様との時間が増える夏休み中に家族で実践してみましょう。

チェック①　しっかり歯磨きできていますか？

お子様の歯の表面に白くネバネバしたものがついていませんか？これは虫歯の原因になるプラークと呼ばれる細菌の塊です。歯ブラシで磨くことで落とすことができる汚れですので、大人の方が仕上げ磨きをしてあげたり、磨き残しがある部分をアドバイスしてあげましょう。

食べたら歯を磨くことを心がけ、家族で一緒に楽しく歯を磨きましょう。歯磨きの時にフッ素配合の歯磨き剤やフロスを併用すると効果的です。

正しい歯の磨き方がわからない場合は、かかりつけの歯科医院で相談すると良いでしょう。当院では仕上げ磨きのコツもしっかりレクチャーいたします。

歯が白っぽいまたは黄色っぽい、欠けている、乳歯の表面にくぼみがある場合は虫歯の可能性があります。特に歯の痛みを訴えている場合は、虫歯が進行している場合がありますので、歯が痛かったり違和感はないか確認してあげましょう。

虫歯がある場合はしっかり治療しておきましょう。乳歯は生え変わるからと言って、お子様の虫歯を放置してしまうと、永久歯の成長に影響が出る場合もあります。虫歯は進行すると治療にも時間がかかりますので、早期発見早期治療が大切です。

当院では家族みんなで通えるかかりつけ歯医者を目指しております。キッズスペースも完備していますので、お子様連れの方もご家族で安心してご来院ください。

個人差はありますが、３歳ごろに上下２０本の乳歯が生え揃います。6 歳頃～12 歳頃にかけて乳歯から永久歯へと生えかわります。歯が生えてこない、永久歯が生えているのに乳歯が抜けない、また、歯が重なり合って生えてきたり、出っ歯や受け口など気になることがあればかかりつけの歯科医院で相談しましょう。

最近では柔らかい食べ物が多くなり、噛む回数が減ってきています。噛む回数が少ないと、顎が正しく成長できず、歯並びに関わることもあります。

また、柔らかい食べ物は脂質が多い傾向があり、必要な栄養素が不足してしまっていることも。

バランスの良い食事を心がけ、1口30回噛むことを意識して楽しく食事をしましょう。

歯科定期健診を受けていない方は、この機会に受診しましょう。しっかりケアしているつもりでも、磨き残しがあったり、虫歯になっている場合があります。ご自身で落とすことができない歯石や着色などもきれいに落とすことができます。虫歯などお口のトラブルをしっかり治療し、再発しないように予防しておきましょう。

予防は続けることが大切です。家族で一緒に楽しくケアを続けることで、お子様も苦手意識を持たず、大切な歯を守ることに繋がるでしょう。