2020年4月6日

⻭医者さんの痛くない治療ってどんなもの︖

⻭科医院のホームページを検索してみると、「痛くない治療」と書かれているのを⾒たことはありませんか︖
痛くないといっても、誰もが100%痛くないというわけではありません。「痛みを最⼩限に抑える」治療のことです。
⻭医者の治療は痛いといったイメージを持っている⽅は、早く治療した⽅がいいと思っていても、怖いイメージが勝ってしまい⻭医者に⾏くのが後回しになっている⽅もいらっしゃるかと思います。

しかし近年では、治療技術の進歩によりこのイメージも当てはまらなくなっています。
当院を含め多くの⻭科医院では、できる限り痛くない治療を実践しています。

 

● しっかりとした事前説明

⻭科治療を受ける前に、現在のお⼝の状態や、どのような治療をするのかをご説明いたします。
何をされるかわからないといった不安や緊張で体がこわばると、余計に痛みを感じてしまうこともあるので事前にできるだけリラックスして治療を受けて頂けるようにします。

事前説明

 

● 表⾯⿇酔

むし⻭が神経に近い部分まで進⾏している場合の治療など、治療の際に痛みが伴う際には、痛みを軽減させるために⿇酔注射を⾏ないます。
この⿇酔注射が痛くて嫌だという⽅も少なくありません。そこで、⿇酔注射をする時の「チクッ」とした痛みを抑えるために表⾯⿇酔を⾏います。
表⾯⿇酔は、⿇酔注射を⾏う部分だけに使⽤し、⽪膚や粘膜の感覚を⿇痺させて⿇酔注射の痛みをできるだけ抑えます。
塗るタイプやシール状の貼るタイプのものなど医院によって様々です。当院ではお⼝の粘膜に塗布するジェルタイプの表⾯⿇酔薬を使⽤しています。
治療の際には「⿇酔をしていきます」「⻭を削りますね」などの様に声掛けも⾏いますのでご安⼼ください。

表面麻酔

 

● 極細の⿇酔針の利⽤

注射針の太さが細いほど痛みが少なくなります。当院では表⾯⿇酔と併せて、最も細いクラスの極細針を使⽤することで痛みを軽減します。

 

● 電動⿇酔注射器の使⽤

⿇酔液を注⼊するスピードや圧⼒にムラがあると、痛みを感じることがあります。
電動の⿇酔注射器を使⽤することで、⼀定の速度で注⼊し、痛みや不快感を最⼩限に抑えます。

電動⿇酔注射器

● できるだけ抜かない・削らない
⻭は⼀度削ったり抜いたりすると元通りには戻りません。必要以上に⻭を削ったり神経を取ったり、抜いたりしないために、削る時間や痛みを感じる治療をできるだけ少なく、ご⾃⾝の⻭を残す治療を⾏っています。

 

痛みが少ない治療ができるからと⾔って、むし⻭や⻭周病など悪くなってしまった状態を放置してはいけません。早期発⾒・早期治療をが⼤切です。
⼤切な⻭の健康を守るためには定期的に⻭科医院に通う習慣をつけ、悪いところを作らないことが痛い思いをせず、⻭を⻑く使い続けることができる⼤切なポイントです。

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