2020年10月12日

ホワイトニング

ホワイトニングとは、歯を削らず、麻酔をすることなく、専用の薬剤を使用して歯を白くする方法です。
前回の「歯の色について」でも紹介しましたが、表面的な汚れや着色をしっかり落としたうえで、ご自身の元の歯の色をより白くしたい場合に、ホワイトニングが有効です。どのような仕組みで歯が白くなるのか、だれでも気軽にできるのかなど、今回はホワイトニングについてお話します。

 

ホワイトニングのメカニズム

 

ホワイトニングのメカニズム1① ホワイトニングをする前

歯の中に色素が多いため、歯が黄色く見えている状態

ホワイトニングのメカニズム2② 色素分解

ホワイトニング剤を塗布し、色素を分解している状態

ホワイトニングのメカニズム3

③ ホワイトニング後

徐々に色素が減り、歯が白くなりました。

当院では担当医の指示のもとに、患者さんが自宅で行うことのできるホームホワイトニングと、歯科医院で行うオフィスホワイトニングをご用意しています。

ホームホワイトニング

ご自宅で歯を漂白する方法です。患者様の歯型に合わせたマウストレーを製作して、マウストレーにジェルを注入して歯に装着することで歯を漂白します。低濃度の薬剤を2~3週間かけて使用するので、薬剤が深く浸透し、オフィスホワイトニングよりも白さが持続します。

ホームホワイトニング

 

オフィスワイトニング

歯科医院で実施する歯の漂白方法です。歯肉を保護してから、歯の表面にホワイトニング効果の高い薬剤を塗り、光を照射することで、短時間に歯を白くします。ホームホワイトニングで使う薬剤より高濃度のものを使用しますので、短期間で効果が現れます。

オフィスホワイトニング

 

ホワイトニングの効果には個人差があります。歯の質、変色の原因、及びその程度に個人差があるため、早く白くなる方となかなか白くならない方がいます。

 

ホワイトニングの効果を維持するために

ホワイトニングの効果をできるだけ長く維持するためには、下記の様なことに気を付けてください。

  •  荒い研磨剤の入った歯磨剤は、歯の表面を傷つけてしまうので使用は控えてください
  •  ホワイトニングはある一定の後戻りをするため、キープするには、定期的なホワイトニングを実施することが必要です

 

ホワイトニングをするにあたっての注意

まずお口が健康であることが前提です。虫歯などがある場合は事前に治療が必要になります。また、下記に当てはまる方はホワイトニングができないケースがあります。

  • 妊娠中・授乳中の方
  • 無カタラーゼ症の方
  • 重篤な知覚過敏症の方
  • 重篤な歯周病の方
  • 歯科診療で用いる材料にアレルギーのある方

 

虫歯や歯周病などは、事前に処置をして健康な状態を取り戻すことで、ホワイトニングを施術することができる場合もございます。詳しくはおたずねください。
その他ホワイトニングのメリット・デメリットなど、診療案内の「ホワイトニング」にもご紹介しておりますのでぜひご確認ください。

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