2021年3月22日

矯正治療ってどんなもの?

矯正治療は口元の見た目を良くするだけではありません。歯列矯正治療の目的は、不自然な位置にある歯を動かして、「正しい噛み合わせ」と「美しい歯並び」を同時につくりだすことにあります。

矯正治療により、歯の磨き残しや発音、顎への影響などが改善され、お口周りだけでなく、全身の健康にも関わる大切な治療です。

しかし矯正治療は費用や時間がかかる、痛みがあるのではないか、何歳でもできるのかなど、わからないことも多く、なかなか踏み出せない方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回は矯正歯科についてご紹介します。

 

良い歯並び・かみ合わせとは?

そもそも良い歯並び・かみ合わせとはどういうものを指すのでしょうか。

  • 上下の前歯の中心が合っている
  • 上下の前歯が2~3mm重なっている
  • 上下の歯が1歯に対して2歯で噛み合っている

良い歯並び・かみ合わせとは

 

歯並び・かみ合わせが悪いと起こりうる影響

  • 発音に影響を起こす場合がある
  • 歯が磨きにくく、むし歯や歯周病になるリスクが高まる
  • 顎の関節に負担をかける
  • 食べ物がしっかり噛めない
  • 姿勢が悪くなるなど身体に影響を及ぼす場合がある

 

矯正を始める時期

矯正治療は、乳歯の段階で始めると、顎の成長を治療に利用でき、より良好な治療結果を期待できます。

しかし大人になってからでもお口が健康であれば、何歳でも矯正治療を始めることができます。

 

小児矯正と成人矯正の違い

小児矯正と成人矯正では矯正治療の目的が違います。

 

小児矯正

⼩児矯正の⽬的は、顎の成⻑期に治療を行うことで、適切な顎の発育・機能を獲得することが⽬的です。

顎の成⻑を正しく導くことで、きれいに永久⻭が生えるようにします。

⼦供の⾻は柔らかく、⻭を動かしやすいため抜⻭の可能性が少なくなります。しかし、成⻑に合わせて様々な装置に変わったり、取り外しができる装置もあるため、矯正装置を装着する時間など保護者や周囲の協⼒が必要です。

 

成人矯正

成⼈矯正は、歯を動かして歯列をキレイに並べ、正しい噛み合わせを獲得するための治療です。

⼦供の顎とは違い、顎の成⻑は⾒込めないため、場合によっては抜⻭が必要になることもあります。

矯正装置によっては、痛みや違和感、見た目が気になるものもありますが、マウスピース型の⽬⽴たず違和感も少ない矯正装置など、お⼝の状態やライフスタイルに合わせたものを選択することができます。

セラミック製ブラケット マウスピース矯正システム

治療期間について

治療期間は個⼈差があります。⼩児矯正は、顎の成⻑を利⽤するため、成⻑に合わせて数年かかります。

成⼈矯正は、部分的な治療であれば1年程度で終わる場合もありますが、全体的な治療になると1〜数年かかる場合があります。

 

費用について

費用については「料金表ページ」をご覧ください。目安となる費用を掲載しておりますので参考になさってください。

 

その他、矯正治療についてご不明なことがあれば矯正相談をお受けしていますのでお気軽にご相談下さい。

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