コラム

「8020 運動」をご存知でしょうか？8020 運動は平成元年に誕生した歯の健康運動です。

今回は 8020 運動についてご紹介します。

 

「8020（ハチマルニイマル）運動」とは？

” 「8020（ハチ・マル・二イ・マル）運動」は、「80 歳になっても自分の歯を 20 本以上保とう」という運動で、生涯にわたり自分の歯でものを噛むことを意味します。

「8020」のうち、「80」は男女を合わせた平均寿命のことで「生涯」を意味します。

一方「20」は「自分の歯で食べられる」ために必要な歯の数を意味します。

今までに行われた歯の本数と食品を噛む（咀嚼）能力に関する調査によれば、だいたい 20 本以上の歯が残っていれば、硬い食品でもほぼ満足に噛めることが科学的に明らかになっています。”

厚生労働省 生活習慣予防のための健康サイトより引用

 

8020 達成者の割合

厚生労働省 平成 28 年歯科疾患実態調査（https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/62-28.html）より

このグラフは、平成 28 年に厚生労働省より公表された 80 歳で 20 本以上の歯を有する者の割合です。 8020 達成者が調査開始時より増加していることがわかります。

 

「8020」を達成するには？

生涯にわたる健康な歯を作るには、胎児期からの対策を充実させることが必要です。歯の形成は妊娠中から始まり、お母さんの健康や食事への配慮が赤ちゃんの健康にもつながります。

さらに子供のお口の健康状態は、親や大人の協力がなければ維持が難しいです。子供のころから虫歯予防などケアの習慣を身に着けておくといいでしょう。

 

ケアの習慣がない方は、今からでも遅くありません。

歯磨きなど毎日の手入れはもちろん、歯科定期健診など予防のために歯科医院に通う習慣をつけましょう。歯科医院では健診やプロによるお口のクリーニングだけでなく、歯磨き指導も行っており、ご自身の磨き残している部分や磨き方の癖を知り、毎日のケアがより効果的なものになります。

すでに虫歯や歯周病がある方は、しっかり治療・ケアをして、少しでも長くご自身のお口の健康を維持できるようにしましょう。

当院では「痛い」といった従来のイメージを失くすために、痛みに配慮した治療を心がけております。痛みを最小限に抑える様々な取り組みを実施していますので、ご安心ください。

また、虫歯に冒された部分のみを削り、自分の歯をできるだけ残す「ミニマルインターベンション」で歯へのダメージをできる限り抑えます。

いつまでも健康なお口で過ごせるように、かかりつけの歯科医院を持ち、定期健診やケアをの習慣をつけてみてはいかがでしょうか。

 

参考

厚生労働省 生活習慣予防のための健康サイト

8020運動とは

 

厚生労働省 平成 28 年歯科疾患実態調査

https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/62-28.html