11月8日は「いい歯の日」
11月8日は「いい歯の日」です。あなたは自分のお口にどれだけ関心がありますか?
定期健診やクリーニングの受診率は他国に比べると低く、スウェーデンやアメリカではオーラルケア (歯や口の中を清潔に保つ手入れをすること)に対する意識が高いという調査結果が発表されています。
日本の歯科医院へ行く目的として最も多いのは「治療」、欧米で最も多いのは「歯の健康診断」というように大きく違いがあります。その差から、70代で自分の歯が何本残っているのかという調査結果でも、日本は16.5本、スウェーデンは21本というように大きな差が出ています。
この差は、スウェーデンが20年以上前から予防を国民に義務づけてきた結果なのです。
徐々に日本でも歯科医院は、「歯に痛みや違和感などの症状が出てから行く」というところから、「悪くなる前に予防のために行く」という場所へと変わってきています。
歯科検診を受診している人の割合は徐々に増えています。
一度悪くなった歯は治療できても、やはり天然歯に勝るものはありません。歯は食事や会話など、健康で豊かな生活をするために欠かせないものです。
しかし 日本では「しっかり歯を磨いているから大丈夫」と感じている人が多く、その結果、虫歯になってしまうことも多くあります。
これを解決するには、ご自身でのセルフケアと歯科医院でのプロによるケアが大切です。
子どもの場合は早くから歯科医院に通う習慣をつけておくことで、将来健康なお口を守ることができます。
現在では、虫歯や歯周病の原因が解明されており、どうすれば虫歯や歯周病を未然に防ぐことができるのかというリスクコントロールの方法が確立されています。したがって、自らのリスクを探り、そのリスク(生活習慣やブラッシング方法)をコントロールして、虫歯や歯周病が再発しないように改善することが本当の治療だと私たちは考えています。
当院では、予防のプロフェッショナルである歯科衛生士が複数名在籍しており、患者様のお口の環境に応じた予防処置を提供いたしております。
しっかり予防することで、苦手な思いをすることなく、歯を削られることもないので、歯を長く使い続けることができます。
もちろん、歯を削らないと治らない場合があります。そういった場合でも、当院ではしっかりと事前説明をし、痛みや歯を削る量は最小限にして、精度の高い治療を施すことにより、虫歯が再発しにくい状態にすることを目指しています。
早期発見早期治療と定期的な健診やクリーニングでお口の健康を維持しましょう。
参考
厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000177189.html
LION クリニカ https://clinica.lion.co.jp/yobou/new.htm