虫歯は親から子どもにうつるって本当?
虫歯菌は赤ちゃんと接している親や家族など周りの大人からうつるといわれています。
どのようにして大人から子どもに虫歯がうつるのか、また虫歯をうつさないためにどのような予防ができるのかをご紹介します。
どうやって虫歯菌が感染するの?
赤ちゃんのお口の中には虫歯の原因菌であるミュータンス菌がいません。ではなぜ虫歯になるのでしょうか?こんなことに心当たりはありませんか?
- お箸やコップなどの食器の共有
- 大人が噛んで柔らかくした食べ物を与える
- 愛情表現としてキスする など
これらは大人から子どもへ虫歯菌が感染する原因となります。
大人から子どもへの虫歯感染を予防するために
赤ちゃんへの虫歯の感染を予防するためには、まわりの親や家族がしっかり虫歯のリスクを減らしておくことが大切です。口腔ケアは赤ちゃんが虫歯に感染しないためだけでなく、ご自身のお口や身体の健康にもつながります。
子どものためにできること
歯科定期健診やプロケアを受ける
お口の健康をしっかり管理し、プロによるクリーニングで、磨き残しているプラークを取り除き、虫歯リスクを減らしましょう。既に虫歯や歯周病がある方はしっかり治療しましょう。
正しいホームケア
自分ではしっかり歯を磨けていると思っていても、約8割の方に磨き残しが多いという調査結果も。
歯科医院で歯磨き指導を受け、正しい歯の磨き方をしっかり身に着けて日頃のケアに役立てましょう。
歯間ブラシやフロスを併用する、フッ素入りの歯みがき剤や洗口液を使用するなど、虫歯になりにくい口腔環境にしておきましょう。
キシリトールを取り入れる
キシリトールは虫歯の原因となるミュータンス菌の活動を弱め、お口をキレイに保つ働きがあります。
特に歯科専用のガムやタブレットはキシリトール100%ですので、虫歯予防に効果的です。
特に乳歯が生えてくる3歳ごろまでは、大人から虫歯が感染しやすい時期ですので注意が必要です。
歯が生え始めたタイミングで、お子様も早めの歯科医院デビューをし、かかりつけの歯科医院を持っておくと安心でしょう。
参考
クリニカ 20~30代の「磨き残し」実態
https://clinica.lion.co.jp/oralcare/jittai/