2024年5月21日

学校歯科健診の役割とは?歯科医院とどう違うの?

5月~6月頃までに学校歯科健診が行われる時期ですね。学校歯科健診は、子どもたちの健康を守るために重要な取り組みの一つです。

今回は学校歯科健診の目的や、歯科医院との違い、お口を継続的に管理していくことの大切さについてご紹介します。

 

学校歯科健診の目的

歯科検診

学校歯科健診の主な目的は、生徒たちの口の健康状態をチェックし、早期に問題を発見して適切な対処を行うことです。具体的には、虫歯や歯肉の状態、口の中の汚れの付着具合、噛み合わせ、顎関節などの問題点を指摘し、歯と口の健康づくりの正しい知識や生活習慣を身につけるよう指導します。

特に成長期にある子どものお口は日々変化します。小学校に入学する頃から歯の生え変わりが始まり、中学校に入学する頃には乳歯から永久歯へと生え変わっていきます。この時期は虫歯になりやすい時期であり、また、お口や顎が正しく成長しているかなど注意して観察してあげることが大切です。

 

学校歯科健診と歯科医院での診察の違い

歯科医院での検診

学校歯科健診は、目で見てわかる範囲の問題を見つけ出し、必要に応じて歯科医院での受診を勧め、早期にお口のトラブル対処に繋げる役割があります。

一方、歯科医院では、レントゲンなどの十分な設備のもとでより詳細な検査をした上で診断や治療を行います。

そのため、学校での歯科健診と歯科医院で結果が異なることもありますが、気になることがある場合は、かかりつけの歯科医院でしっかり確認することをおすすめします。

 

お口を継続的に管理することの大切さ

定期検診

歯は、食事や会話、表情を作るなど、生活の様々なシーンで重要な役割を担っています。そのため、虫歯や歯周病になってから治療するのではなく、虫歯や歯周病にならないように予防することのほうが大切だと考えております。かかりつけの歯科医院をもち、定期的にお口の状態を確認することで、些細なお口の変化も早期発見・早期治療することができます。

またプロのクリーニングを受けたり、正しい歯磨きなどのセルフケアを身につけることで、お口の健康維持に繋がります。

まだ歯科医院に通う習慣のない方は、学校健診で問題が無かったとしても、かかりつけの歯科医院を持ち、歯科検診に行くきっかけにしてみてはいかがでしょうか。

 

まとめ

今回は学校歯科健診の目的や、歯科医院との違い、お口を継続的に管理していくことの大切さについてご紹介しました。学校歯科健診は、子どもたちの将来の健康を考える貴重な取り組みです。そのためには、家族や周りの大人のサポートが必要不可欠です。

当院は、お子様はもちろん、家族で通いやすい医院作りに取り組んでいます。院内はバリアフリー設計となっており、高齢の方や身体の不自由な方、小さなお子様をお連れの親御様にも安心して治療を受けられるように配慮していますので、お気軽にお問い合わせください。

ホームケア

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