2021年12月20日

⻭がなくてもお⼝のケアを

「歯がない」という状況は、赤ちゃんでまだ歯が生えていない場合や、虫歯や歯周病など何らかの原因で歯を失い、入れ歯を使っているなどの場合があります。

赤ちゃんの場合は、ガーゼでふき取るなど家族がしっかりケアをしている場合が多いですが、総入れ歯を使っている方は、入れ歯はしっかり洗っているからお⼝のケアは必要ないと思っていませんか︖

⻭だけでなく、歯茎や⾆、頬、唇の裏側などの粘膜部分にも細菌は付着しています。そのため、歯の有無にかかわらず、粘膜のケアは誰にでも必要です。

今回は粘膜のケアの⼤切さとケア⽅法をご紹介します。

 

粘膜ケアの効果

粘膜のケアには様々な効果があります。

  • ⼝臭予防
  • 誤嚥性肺炎予防
  • 唾液の分泌を促進
  • 味覚などの感覚を取り戻す
  • 全⾝の健康を守る …など

粘膜ケアの効果

粘膜のケア用品とケア⽅法

お⼝の粘膜はとても傷つきやすいため細⼼の注意を払いケアをする必要があります。間違えたケアは、傷つけた部分から細菌が増殖してしまうなど逆効果になってしまいますので、正しくできているか不安な方や難しい⽅はかかりつけの⻭科医院でケア⽅法を相談してください。

 

スポンジブラシ

⼝腔内の粘膜のケアするための専⽤のブラシです。スポンジ部分を⽔に浸してしぼり、スポンジを回転させながら奥から⼿前にふき取ります。ふき取った汚れは⽔で洗い、しぼって繰り返しふき取ります。

スポンジブラシ

ガーゼ

清潔なガーゼを指に巻き付けて⽔で湿らせ、奥から⼿前に⼝腔内を優しくふき取りましょう。ガーゼが汚れる度に⽔で洗い流しましょう。⼝腔ケア専⽤のウェットガーゼも販売されています。

ガーゼ

⾆ブラシ

⼝を⼤きくあけて、⾆を思いきり出します。⾆ブラシを当てて、奥から⼿前に優しく汚れをかき出しましょう。必ず鏡を⾒ながら行ってください。

⾆ブラシ

その他、⼝腔ケア⽤のスプレーや、お⼝の渇きを防ぐジェルや洗⼝液等様々なケアグッズがあります。ご自身のお⼝の状態や扱いやすいものを選ぶといいでしょう。

Leave a Comment

CAPTCHA