2019年12月2日

インプラントについて

⾍⻭や⻭周病さらにはケガなどよって⻭を失ったり、⽣まれつき⻭の本数が少ない⽅は、⾷事がしづらい、⾒た⽬が気になるなど様々なお悩みをお持ちではないでしょうか︖
そういった場合に、インプラントを検討される⽅もいらっしゃるかと思います。しかし、インプラントは費⽤や安全⾯が気になるという理由で、気になってはいるものの、なかなか踏み切れずにいる⽅も多いのではないでしょうか︖

今回は気になるインプラントについてご紹介します。

 

インプラントとは

インプラントとは、⾍⻭や⻭周病、あるいはケガをして⻭が抜け落ちたなど、様々な何らかの原因で⻭を失った際に、顎の⾻に⼈⼯⻭根(インプラント)を埋め込み、その上から被せ物をする治療法です。
「インプラントは⾃分の⻭の様によく噛める」など⽿にしたことがあるかもしれませんが、ご⾃⾝の⾻とインプラントが直接結合するので、⾃分の⻭のようにしっかりかむことができます。

インプラント

基本的な構造は、チタン製の人工歯根(インプラント体)、上部構造(⼈⼯⻭)、アバットメント(⽀台部)の3つのパーツから作られています。
チタン製の人工歯根(インプラント体)を顎の⾻に埋めて、⻭根の役割を与えます。また、⻭の頭の部分である⻭冠は、セラミックなどの上部構造(⼈⼯⻭)で覆います。
そして、この2つをつなぐアバットメント(⽀台部)と呼ばれるパーツを取りつけます。

インプラントのパーツは顎の⾻や体になじみやすい材料で作られています。

天然⻭とインプラントを⽐較すると、以下の図の様なイメージです。

インプラントと歯の比較

 

インプラントの治療期間

期間は治療を始めるときの年齢や症例の種類と状態、治療の範囲などによって異なります。
⽬安としては、人工歯根を埋めるインプラント⼿術⾃体は数時間で終わるものの、⼟台が安定するまで3ヶ⽉以上必要になってきます。
治療前のカウンセリングや検査、⼟台が安定した後の⼈⼯⻭の取り付けなども含めると、個⼈差はありますが、最低でも4か⽉は必要となります。

 

当院のインプラント治療について

患者様に安全安⼼なインプラント治療を受けて頂けるように、⻭科医師の技術研鑽、スタッフ個々のレベルアップ、スムーズな連携体制、滅菌対策、治療後のメンテナンスにいたるまで、医院全体のレベルアップを図り、質の⾼いインプラント治療を提供できる体制を充実させています。

治療後も、インプラント部位だけではなくお口全体の健康を管理するメンテナンスを継続して、歯周病治療を徹底することにより、インプラントを長期間機能させるための健康管理を行っております。

インプラントによってきちんと噛めるようになると、咀嚼能力が回復し、なお且つ顎の骨を健康に保つことにも寄与してくれます。その反面、治療費が高額になったり、外科的な手術を必要とするため、治療期間が長いことも事実です。

歯を失った際に行われる歯科治療は、インプラントだけではありません。メリット・デメリットをよく知って、ご自身に合った治療法を選択しましょう。

参考
テーマパーク8020 https://www.jda.or.jp/park/lose/index19.html
公益社団法⼈⽇本⼝腔インプラント学会 http://www.shika-implant.org/qa.html

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