2020年2月17日

親知らずについて

親知らずを抜いた話をよく聞くけど、親知らずが⽣えてきたら必ず抜かなければいけないの︖と不安になる⽅は少なくないかと思います。
今回はそんな親知らずについてお話します。

親知らずとは

親知らずは⼤⾅⻭の⼀番奥に⽣える⻭で、正式な名称は「第3⼤⾅⻭」または「智⻭」ともいいます。
個⼈差があり⽣えてこない⼈もいますが、⼀般的には10代後半から20代前半に⽣えてきます。

 

親知らず

⽣え⽅によっては、お⼝のトラブルの原因になる場合が多い⻭です。
また、⻭ブラシも届きにくいため、むし⻭にもなりやすい傾向にあります。

親知らずの⽣え⽅

①正常な⽣え⽅
他の⻭と同じようにまっすぐ正常に⽣えた場合は、むし⻭などのトラブルがない限り抜く必要はありません。
奥まできれいに⻭磨きをして清潔に保ちましょう。

正常な⽣え⽅

②傾斜した⽣え⽅
親知らずの⽣えてくるスペースが狭いと、斜めに⽣えてくる場合があります。
隣の⻭に接触し、第2⼤⾅⻭と親知らずとの間に汚れがたまりやすくなります。⻭ブラシも届きにくいためむし⻭や⻭周病になりやすく、抜⻭をする可能性が⾼くなります。

傾斜した⽣え⽅

③⽔平に埋没した状態
親知らずが顎の中で横向きになって、⻭茎に埋まっている状態です。
周りの⻭の根や⾻を溶かしてしまったり、炎症を起こしたりすることもあり、抜⻭をする可能性が⾼くなります。

⽔平に埋没した状態

親知らずは必ずしも抜かなければいけないというわけではありません。
正常に⽣えた場合以外でも、下記の様な例もありますので⻭科医院で相談することをお勧めします。
●他の⻭影響を及ぼしていない場合
●奥⻭の⼊れ⻭やブリッジの⼟台として利⽤できる場合
●矯正治療で、正しい位置に親知らずを動かすことができる場合
●⼤⾅⻭を抜かなければならなくなった際に、親知らずを移植できる場合 など

親知らずのケア⽅法

⼝を⼩さめに開き、斜めや横から⻭ブラシの⽑先を当てて、⼩刻みに動かして磨きましょう。
また、フロスやタフトブラシを使うと、奥や⻭と⻭の間の狭い部分も磨きやすいのでおすすめです。

フロスタフトブラシ

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